東武30000系、東上線へ
これまで東武本線のみで運用されたきた30000系31401Fが連結器交換と8000系併結用機関車牽引用のブレーキ管を設置されたと報じられ、26日に羽生駅へ送り込まれる事が予定されています。
※<26日追記>10000系転属時に実績のあった8000系での牽引と予想していましたが、実際は秩父鉄道の機関車での牽引だったので修正しました。
これは東上線への輸送を前提とした動きであり、30000系の東上線転属が濃厚となりました。
東武鉄道30000系は、東武伊勢崎線と営団地下鉄(当時)半蔵門線・東急田園都市線との直通運転用に、1996年(平成8年)から2003年(平成15年)にかけて製造された地下鉄対応車両です。
10両編成の半蔵門線直通用ですが、製造当初検査を担当していた西新井工場(西工)の検査設備の都合上と直通運転開始前の運用の都合で10両固定編成は製造されず、従来車同様に4両編成と6両編成で製造されました。
半蔵門線・田園都市線直通当初は全編成が直通運用に充当されていましたが、直通運用に不必要な中間運転台が田園都市線の混雑に拍車をかけ、特にこの中間運転台のある号車は、田園都市線でも特に混雑し、現在東急5000系に6ドア車が組み込まれている位置でもあります。
この事から東急電鉄側の要請もあり、また工場が南栗橋へ移転したことで10両固定編成の検査が可能となったことから、東武本線初の10両固定車の直通対応車50050系を製造開始する運びとなりました。
50050系は18編成が製造され、現在半蔵門線・田園都市線直通運用の大半を担っています。
これにより、30000系は8000系置き換えのため春日部支所へ転属し、東武本線の地下鉄に入らない運用が主体となり早くも第一線を退いた感があります。
これにより、30000系本来の性能も殆ど活かせなくなっています。
そして、今回の30000系東上線転属の動きはかなり不可解な動きとなっています。
仮に比較的少数派の30000系を東武本線と東上線に分散配置する事になれば、検査上不都合が生じるのは避けられません。
即ち、車両不足が理由による短期間の運用の為だとは考えにくいです。
それでも、東上線へ30000系を転配しようとしているという事は、これは私見となりますが将来的に30000系の全てを東上線へ転属させる可能性を持っていると考えられます。
これが実現すれば50000系の今後の増備次第で、東上線(池袋口)は9000系列・30000系・50000系列と言った高性能VVVFインバーター制御車(9000系は電機子チョッパ制御)で統一することも可能になります。
また、東武本線でも浅草口通勤車両を10000系列で統一し、保守の簡略化も可能です。
※この場合は東上線にのみ在籍する10000系列8両固定車と10両固定車の処遇を別途考えなければなりません。
今回の30000系の東上線への転属劇は将来像が全く見えませんが、今後の動向に注目です。
田園都市線に乗り入れた頃の第5編成 2007年5月3日 溝の口にて
地上運用に回った30000系 2007年7月31日 東武動物公園~姫宮にて
関連記事(トラックバックさせていただきました)
34401の連結器が交換される(きり☆ふじBlog)
http://www.krfj.net/blog/2011/01/34401.html
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